Vガンダム全話観た

『機動戦士Vガンダム』全話視聴。
したので以下に感想とか連想とか箇条書き。いったい今、Vガンの感想にどんだけニーズがあるかしらんけど。

・1年通しての放映なので作画、作話に好不調の波が結構あるけど後半作画は安定してます。
・作画のいい回は原画にGAINAXがクレジットされてることが多いような。
鶴巻和哉もクレジットされてたような。
・作画で言えば作監西村誠芳の時にたまにある劇画調に陰のついた顔のアップ(12話とかにあったかな)とかが好き。

・作話の酷い回37話の説教とか28話の大脱走とか、特に28話なんかはリーンホースjrが拿捕されるまでの状況説明がナレーション1発ですまされてしまってさすがにそりゃないんじゃないかと思った。

・シュラク隊で一番印象深いのはおっぱいシートのマヘリアさん。

・好きなエピソードは40話の超高空攻撃の下。嫌いなエピソード説教くさい37話、笑ったのはドゥカー・イクとレンダが昇天するシーンがある38話。
・惜しいエピソードは21話の前後のカイラスギリー艦隊との決戦かな。マイクロウェーブの照射で敵を撹乱して、奇襲。無人の戦艦を遠隔操作で前面に押し立てて数では勝る敵艦隊に打撃を与えて最後は敵旗艦に接舷して陸戦、と書いててなかなか燃える展開なんだが、肝心のMS戦がいまいち盛り上がらなかった。話数的にも前半の山場なんだろうけど、ウッソVSクロノクルも確かやらなかったし雑魚ばっかり相手にしてた気がする。

・好きなキャラはファラ・グリフォン折笠愛の鬼気迫る演技がいいです。
・そういえば、ひところは洋画の少年役の吹き替えは折笠愛矢島晶子って時期があったと思うんだが今はどうなのかね。
・多分10年くらい前の話だ。

宇宙世紀の人たちセキュリティ甘過ぎ。何度鹵獲したMSを奪還されてんだ。
・劇場版の「Ζガンダム?恋人たち」も酷かったよな、仮にも正規の軍人が同じ捕虜に2回も脱走を許してるしな。ホワイトベースもその手の失態はあったけど、ほぼ民間人だけで運用してた時期だしなぁ。

・OPは飛ばすけど、後期EDの「もう一度TENDERNESS」は毎回早送りをしないで観る位好き。フルバージョンの歌詞がシャクティをイメージさせるのがいい。
「銀色の海に熱い波が押し寄せて ひざまずく君が見えた 銀河に泳いで傷つくことをしらない そんな風に演じてた」
・なんかVガンのサントラ聞きたくなってきた。千住明の作曲はいいよね。
 
wikipediaのVガンに関する記述を見てたらことぶきつかさの『いけ!いけ!ぼくらのVガンダム!!』についての記述が。中学生のときランクルに置いてあって気にはなってたんだが表紙のマーベットさんがエロっちいせいで買えなかったんだよなぁ、今度置いてるの見たら買おう。

・グッと来た富野節は数えればきりがないけどいくつかあげると
 「ウッソ、泣いてるの?」
 「泣いてなんかいません。泣いて大人になるなんて悲しすぎるじゃないですか…」
の微妙にかみ合ってないダイアログとか、
カテジナ
「男の子のロマンスに何であたしが付き合わなければならないの」
てセリフとか。
特に後者はアニメの登場人物の発言としては最上級に実も蓋もない素晴らしいセリフだと思う。
・これで中の人がケロロ軍曹と同じつーのは信じられないよな。