2012年に観た映画まとめ

つーことで昨年観た映画まとめるよー。

取っておいた映画の半券を観た順に並べたところ、どうやら俺は昨年、これだけの映画を劇場で観ていた模様。

恋の罪 (園子温監督作)
ドラゴン・タトゥーの女 (デヴィッド・フィンチャー監督作)
ホーボー・ウィズ・ショットガン (グラインドハウスのフェイク予告編の一つ)
無言歌 (中国のドキュメンタリー作家として注目されるワン・ビン監督初の劇映画)
シャーロック・ホームズ シャドウゲーム
ストライクウィッチーズ劇場版
J・エドガー (イーストウッド監督、ディカプリオ主演)
ジョンカーター (古典SF『火星のプリンセス』が原作)
ポエトリー アグネスの詩 (シークレット・サンシャインイ・チャンドン監督作)
アリラン (キム・ギドク監督作)
ル・アーブルの靴磨き (フィンランドの巨匠アキ・カウリスマキ作)
コードギアス 亡国のアギト
Tiger&Bunny The Beginning
魔法少女まどか☆マギカ 前編 始まりの物語
魔法少女まどか☆マギカ 後編 永遠の物語
マルドゥック・スクランブル 排気
アシュラ (ジョージ秋山原作)
アイアン・スカイ
アウトレイジビヨンド
ヱヴァンゲリヲン:Q

以上、20作品。
どれも評判を確認した上で厳選したチョイスで劇場に足を運んだ作品なワケでハズレと思うものはないのだけど、今良かったなと思うものを上から順に紹介すると

1位 ストライクウィッチーズ劇場版
2012年では文句なくこれが1位。なんせ観た作品は20作だけど、実際、劇場に足を運んだのは25回でこの差はスト劇だけ6回観てることに由来します。来場者特典が欲しかったり、出演してる声優さんの舞台挨拶が目当てで観に行ったのもあるけど、だいたい毎回同じようなところで泣いてたりするのでこの病はかなり深刻です。
まあそんな具合なのでストライクウィッチーズに関しては語っているともはや作品評ではなく信仰の告白にしかならないので詳細は省略します、是非もなし。

以下、順位は気分次第で変動しそうなので順位不同でベスト5だけ選ぶと

アイアン・スカイ
アウトレイジビヨンド
J・エドガー
ポエトリー アグネスの詩

となります。

アイアン・スカイ』は、月からナチスが攻めてくるというアンポンタンな設定をきっちり描きつつ、それだけに留まらない、21世紀版『博士の異常な愛情』ともいうべき結末を観せる。
アウトレイジビヨンド』はもうヤクザをやりたくない大友が、それでも義理と人情の流されてヤクザをやらざるを得なくなった時の、北野武の演技が良くてもう。嫌だ嫌だと言いつつ、自分が一番上手くできるし、ムカつく奴はぶっ殺せばスカッとするし、もうヤクザ以外の他のことはできないんだなと達観したような、いろんな感情が入り混じった笑いがとにかくゾクゾクする。
『J・エドガー』はホモ映画枠。俺はとくにディカプリオを追っかけてたりはしないのだけど、この映画のディカプーは良かったです。デヴィッド・フィンチャーの『セブン』ラストシーンのブラッド・ピットみたいに身が引き裂かれるような葛藤に苛まれる感情を観る人に感じさせる役者というのはすげえと思います。
『ポエトリー アグネスの詩』の監督イ・チャンドンは前作の『シークレット・サンシャイン』で観せてくれた地獄のようなお話を今回もたっぷり2時間以上観せてくれて、劇場にいる間本当にいたたまれない気持ちにさせてもらいました。

ベスト5の選外とはなるけど『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』は『J・エドガー』と同じホモ映画枠、『マルドゥック・スクランブル排気』はテンポの良い演出の小気味よさと林原めぐみの大女優っぷりと良かったです。

タイバニ、魔まマ、ヱヴァQ辺りのアニメ映画は俺が褒めなくてもみんな褒めるだろう?という訳で俺の観た2012年映画総括はこんな感じでー。